=CG制作の現場に、もっと多くの理系脳を=

4月開催VFX-JAPANセミナーのご案内


CG・VFXによるビジュアライゼ―ションは、アミューズメント・エンターテインメントだけでは無く様々な分野でも活用されています。今回の講演者である瀬尾拡史が代表を務める「株式会社サイアメント」は、医療・医学を始めとするサイエンスに特化した、独自性溢れるCG制作会社です。
今回のセミナーでは、VFX-JAPANアワード2014「テレビ番組部門」で優秀賞に選出された「彼岸島オープニング」でコラボレーションされた神風動画の水﨑淳平氏にもご出演頂き、話題作の取り組みについてもお話頂きます。

【開催内容】

日時 平成26年4月25日(金)19:00~20:30(開場18:30)
場所 デジタルハリウッド駿河台ホール
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F
主催 一般社団法人VFX−JAPAN
協力 デジタルハリウッド大学、京楽ピクチャーズ.株式会社、株式会社ボーンデジタル、CG-ARTS協会

【セミナー概要】瀬尾拡史さんからのメッセージ

日本では、CGと言うとほとんどがゲーム、映画、テレビ、CM、そして遊技機となってしまいますが、本来は、実験データや医療用画像の可視化、難しいサイエンスをわかりやすく説明するためのツールとして、とても強力なはずです。
しかし、日本のCG業界を担っている方の多くが美術・デザインの出身であり、データの活用や効率的な可視化を考える人材は大学のコンピュータサイエンスの研究室に在籍していることが多く、いわゆる商用の3DCGソフトウェアとの連携などが出来たり、ちょっとした3DCGプログラミングが出来る人材が極めて少ないのが現状です。また、サイエンスの世界においてCG制作の需要が増加している一方で、サイエンスとCGとの間を橋渡し出来る人材も残念ながらほとんどおらず、結果としてCG制作すべきものの内容をクリエーターが理解出来ず、誤ったサイエンスCGが制作されることも少なくありません。
数学や物理好きの若者にCGの面白さを伝えたり、専門的な理系の知識を持つ人材をCG業界に取り入れるためにはどうすれば良いのか、また、そのような人材がいることで何が出来るのかなど、実例も交えながらお話しさせて頂こうと思います。

【瀬尾拡史氏プロフィール】

seophoto1985年東京生まれ。東京大学医学部医学科卒。医師として、東京大学医学部附属病院にて初期臨床研修修了。東京大学在学中、デジタルハリウッドへのダブルスクールで3DCGの基礎を習得。
現在は、「サイエンスを、正しく、楽しく。」を合言葉に、サイエンスコンテンツのプロデュース、制作を行う株式会社サイアメントの代表取締役となり、サイエンスCGクリエーター、サイエンスCGプロデューサーとして活動。
医学の専門家としての確かな知識と経験を活かし、他では真似出来ないような「正しさ」と「楽しさ」とを両立させたサイエンスコンテンツを制作。
大学3年生時に裁判員制度での3DCGの利用を最高検察庁に提案し、裁判員裁判第1号事件では証拠画像としての3DCG画像を制作。その功績により東京大学総長賞、及び総長大賞を受賞。
東大医学部在学中、アメリカJohns Hopkins Medicineへの短期留学も果たし、医学イラスト教育の本場を経験。
2013年1月には、TBS「夢の扉+」にて当時番組史上最年少ドリームメーカーとして特集された。
これまでの実績として、厚生労働省「乳幼児揺さぶられ症候群」予防啓発DVD CG映像制作、日本COPD対策推進会議・GOLD日本委員会・日本医学会後援「COPD啓発プロジェクト」CM CG映像制作、テレビドラマ「彼岸島」オープニング映像体内CG監督、DUNLOPタイヤゴム分子スーパーコンピュータシミュレーション結果の可視化など。

【お申し込み方法】(VFX−JAPAN会員、協力団体様限定)

法人賛助会員様は一社5名様まで、個人正会員様は同伴者1名と
させて頂きます。

本セミナーの参加受付は定員に達したため受付を終了いたしました。
たくさんの申し込みありがとうございました